カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)著者:ドストエフスキー
販売元:光文社
発売日:2006-09-07
おすすめ度:
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まだ第1部しか読了しておらず、レビューを書くには早いかなという気もしたけど、まぁ第一部に限定した感想も記しておくことにする。
※全てを読み終わってのレビューは、また追って書くことにします。
そもそも、なんでいまさらながらドストエフスキーに手を出してみようと思ったかって、スゴ本のこの記事にあったこのくだりに影響されたから。
亀山訳が読みやすく見えるのは、口語が現代の言葉になっているから、だけではない。句読点を増やすことで、主述の見通しをよくしたり、名前をバッサリ切り取って文字密度を薄くすることで、追いやすくなっている。こんな心強い後押しがあって、読まないわけにはいかんでしょう(笑
(中略)
未読の方こそ幸せもの。カラマーゾフは小説のラスボスだが、新訳なら、いま倒せる!
さてさて感想だけど、確かにこの新訳書は、非常に読みやすかった。
(僕は原文読んだことないので比較しようがないけど)
ちょいちょい「日本語的にどうなの?」って下りもあるが、全体的には平易な口語で綴られていて、スラスラと頭に入ってきた。
強いて言えば、人物名がやたら難しくて、「これ誰だっけ?」みたいなのが何回もあって、何度も読み返したりしてたけど、それはしょうがないな。
ロシア人の名前が難しいのは、ドストエフスキーのせいじゃないしな。
第一部(本書)は、登場人物たちの生い立ちや、人となりを表すエピソード中心に語られている。
この登場人物たちが、変態的というか、とにかく曲者ぞろい。
色狂いの強欲なフョードル(父)、社会主義思想で直情的なドミートリー(長兄)、無神論者でインテリのイワン(次兄)、信仰心厚く純真なアリョーシャ(末弟)。
他にも、フォードルが知的障害のホームレスに生ませた(と噂される)無口で裏表激しいスメルジャコフ(下男)、娼婦的なグルーシェニカ、などなど。
まぁ、一言で言ってしまえば、変態ですよ。みんな。
そして、変態共がくどいくらいの猛烈な個性を放っていて、もう収集つかない状態。
あっちでわいわい、こっちでがやがや。 本当に騒々しい。
だけど、騒々しさの中に深い思想が見え隠れして、なんか気が抜けない。
宗教や正義、愛と憎しみ。
表裏一体のそれらを、思想信条の異なる 変態たち 登場人物たちが、喧々諤々と主張し合うんだな、やかましいくらい。
そのエネルギーたるや、ただただ圧倒されっぱなし。
泣けるわけでもない、感動するわけでもない。
でも、読後の満腹感というか、疲労感というか、これまで読んだ小説とは比べ物にならない。
今、2巻をお取り寄せ中。
はやく読みたくて、ほんとにウズウズしてます。
カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)著者:ドストエフスキー
販売元:光文社
発売日:2006-09-07
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